Xfce4 スクリーンシューター

Guelfucci Jérôme [FAMILY Given]

この説明書は xfce4-screenshooter バージョン 1.5.1 について書かれています。

フリーソフトウェア財団が公表する GNU フリー文書利用許諾契約書の第1.1版、あるいはそれ以降のいずれかの版の条件下において、この文書の複製、配布および/または変更が許可されます。変更出来ない箇所、表紙文および裏表紙文があってはいけません。この利用許諾契約書の全文はフリーソフトウェア財団から取得する事ができます。

February 2009


目次

xfce4-screenshooter の紹介
アプリケーションを使う
ユーザインターフェイスから
コマンドラインから
Xfce パネル用プラグインを使う
プラグインの追加
プラグインの設定
プラグインを使う

xfce4-screenshooter の紹介

このアプリケーションは、画面全体、アクティブウィンドウ、または選択した領域のスクリーンショットを撮影します。撮影までの遅延時間や、撮影したスクリーンショットに対する操作 (PNG ファイルに保存、クリップボードにコピー、または他のアプリケーションで開く) を指定できます。

Xfce パネル用プラグインも用意されています。

アプリケーションを使う

ユーザインターフェイスから

アプリケーションの起動は、Xfce メインメニューの "アクセサリ" カテゴリから "スクリーンショット" を選択します。

以下のウィンドウが表示されます:

Xfce4 スクリーンショットのウィンドウ

撮影する領域

"撮影する領域" セクションでは、何のスクリーンショットを撮影するかを指定できます:

  • "画面全体" は表示されている画面全体のスクリーンショットを撮影します。
  • "アクティブウィンドウ" はアクティブウィンドウのスクリーンショットを撮影します。それはこのダイアログが表示される直前にアクティブであったウィンドウか、遅延時間が設定されている場合には遅延時間の経過時点でアクティブであったウィンドウになります。
  • "選択した領域" は、画面の一点をクリックおよびそこからドラッグし、マウスボタンを離したところまでの矩形領域を撮ります。

スクリーンショットを撮るまでの遅延時間

"スクリーンショットを撮るまでの遅延時間" セクションでは、"スクリーンショットを撮る" ボタンがクリックされてから実際にスクリーンショットを撮るまでの遅延時間を指定できます。この遅延により、開いたメニューなどあらゆる操作のスクリーンショットを撮影することができます。

アクション

"アクション" セクションでは、撮影したスクリーンショットに対する操作を選択できます。次の 3 つの選択肢があります。

保存する

"保存する" オプションは、スクリーンショットを PNG ファイルに保存します。"デフォルトの保存場所" チェックボックスにチェックマークがつけられている場合、スクリーンショットは "スクリーンショットを撮る" ボタンが押された後、保存ダイアログを表示せずに指定されたデフォルトの保存場所に保存されます。チェックマークがつけられていない場合はスクリーンショットのプレビューが確認できる保存ダイアログが表示され、保存場所やファイル名を指定できます

クリップボードにコピーする

"クリップボードにコピーする" オプションは、スクリーンショットをワードプロセッサなど他のアプリケーションに貼り付けることができるように、クリップボードへコピーします。スクリーンショットを貼り付ける前にこのアプリケーションを終了すると画像は破棄されます。一部のクリップボードマネージャを使用することでこれを回避できます。

アプリケーションで開く

"アプリケーションで開く" オプションは、スクリーンショットをシステムの作業ディレクトリに保存し、下のドロップダウンメニューで指定されたアプリケーションで開きます。画像をサポートするアプリケーションは自動的に検出され、ドロップダウンリストに追加されます。

コマンドラインから

コマンドラインオプションを使用すると、スクリーンショットの撮影を速やかに行えます。これらを Prt Scrn キー (多くのキーボードの右上部にあります) に割り当てることによって Prt Scrn キーを押下することによりスクリーンショットを撮ることができます。デスクトップ環境のキー設定で、xfce4-screenshooter コマンドに以下のいくつかのオプションをつけて設定してください。

コマンドラインオプション

-w オプション

-w オプションは、アクティブウィンドウのスクリーンショットを撮影します。

-f オプション

-f オプションは、画面全体のスクリーンショットを撮影します。

-r オプション

-r オプションは、画面の一点をクリックおよびそこからドラッグし、マウスボタンを離したところまでの矩形領域を撮ります。

-d オプション

-d オプションは、-f-w、または -r オプションのいずれかが指定された際に、続く正の整数の秒数分経過した後にスクリーンショットを撮影します。

-s オプション

-s オプションは続く既存のフォルダへのパスに、撮影したスクリーンショットを保存します。このオプションは -f-w、または -r オプションのいずれかが指定された場合のみ機能します。-h オプション (後述) との組み合わせで、保存ダイアログを表示せずに指定したパスに保存します。

-h オプション

-h オプションを指定した場合、スクリーンショットは保存ダイアログを表示せずに保存されます。このオプションは -f-w、または -r オプションが指定された場合のみ機能します。必要であれば -s オプションで保存場所を指定できます。

-o オプション

-o オプションが指定された場合、スクリーンショットはシステムの作業ディレクトリに保存され、-o オプションの後に指定されたアプリケーションで開きます。このオプションは -f-w、または -r オプションが指定された場合のみ機能します。

Xfce パネル用プラグインを使う

プラグインの追加

パネルへのプラグインの追加は、パネル上で右クリックし、"新しいアイテムの追加" を選択します。プラグイン "スクリーンショット" を選択し、追加してください。

プラグインの設定

スクリーンショットの撮影方法の設定はプラグインアイコン上で右クリックし、"設定" を選択します。メインアプリケーションのダイアログと同様の設定ダイアログが表示されます。

プラグインを使う

パネル上のプラグインアイコンをクリックするだけで、スクリーンショットの撮影が行えます。